| 使い方 |
| 蕎友は「石臼そばの館」のビジターの要望に応えて電動臼の開発にとりかかりました。何度か出展している間に、熱心なそば店の方々に接し、何とかそば店の復活をお手伝いしたいと思うようになりました。復活の鍵は、別に記した(そば店の復活-蕎友の願望)ようにコストダウンと食味向上に役立つ自家製粉です。 以下に「小さな大臼」の標準的な使用方法を提案します。これらに加え、皆様独自の使い方を開発して下さい。 万能臼 1台の機械で3つの粉質調整機能を持たせた、どんな粉も挽ける万能機です。自由なデザインで塗装できます。 実用にも、研究開発にも向きますが、大量に挽けるので、デモンストレーション向きとはいえません。 1.回転調整(3~36回転)と制流器を使う。(はじめに取扱い説明書をご覧下さい。毎時1~3Kg程度の製粉に適 します。) 1)梱包を解き、まず支柱とホッパーを取り付け、アース・石臼をセットし、電源コードを接続し、インバータを据え付 けます。 2)挽こうとするそばの実を自然流下の状態で、回転数別・重石別の最大製粉量を測定し、そばの実の逆流を予防 するデータをとります。電動臼には必須の作業です。 3)10Kg重石(下部制流器固定のため、最低の重石が必要)を載せて制流機をセットし、ホッパーにそばの実を 入れ、自動運転します。挽ける粉を見ながら、制流器と回転速度を調整します。 4)挽けた粉を篩います。 5)玄そばの場合は、ここから2番臼以下の行程に入ります。重石は使えますが、粉体には制流器は使えません。 上臼中央の漏斗の上に粉体を盛り上げ、自然に落ちるのを見守ります。(写真A) 2.回転調整と重石を使う。(毎時3~8Kgの製粉に適します。) 1)、2)の準備手順は上記1.と同じ。 3) 上臼に重石(最大石重石なら2個迄、金属重石なら3個迄。重量で0~60Kg)を載せて、挽く粉の細かさを決め る。10 Kgの中間の微調整は、市販のコーンベース(1個2Kg)や百円ショップの鉄亜鈴(500~900g)を用 いれば100g単位で調整できます。(写真B) 4)製粉能力が大きいので、数店共同の自家製粉が可能になります。店毎の挽き分けも可能です。 写真A 写真B 十割臼 「万能臼」から回転調整機能を省いたオールステンレス製の美麗な外観を誇る店頭デモに好適な機種です。 標準回転数は毎分15回転。オプションで毎分7.5回転(価格は標準機の2.3万円アップ)、30回転(標準機と同価格)または2種類以上の粉を挽きたい方に400Wインバータ付(価格は標準機の9.5万円アップ)も用意しました。 インバータ付は、製粉能力が万能臼と同じになりますので、共同製粉にも使えます。 玄そば臼 1.玄そばを挽く 製粉途中で上臼や重石を変える頻度が高く、邪魔になるホッパー支柱を取り払った玄そば向きの機械です。 重石30Kg程度の玄そば1番臼(毎時15Kg)で殻は一度で外せます。2番臼以下は上臼に彫り込まれた漏斗の上に盛り上げた2番臼原料が自動流下して2~4Kg/hで挽けます。2番臼には、20~40Kgの重石が良いようです。粉体には制流機は使えません。 2.丸ヌキを挽く 標準回転数は15回転ですが、7.5回転(築地そばアカデミー井上学長お好み。2.3万円アップ)、30回転(同価格)および400Wインバータ付(5~36回転/分。9.5万円アップ)の3オプションがあります。少量の丸ヌキ製粉には、別売の制流機を使用して、供給量を絞れば細かな粉を挽けます。 変速臼は1台で2種類以上の粉を挽く方に必要な機械です。また、重石を活用した大量製粉が可能なため、輸入そばの共同製粉に好適な機械です。 ミニ大臼 20万円を割る電動石臼を要望され、ヨッシャと無理をした価格の石臼です。小型高性能を活かすため、回転数30回転を標準機としますが、15回転のオプションもあります。 使い方は玄そば臼に準じますが、ミニ大臼の特技は軽量を利した浮き臼挽きで、上臼を上げて上下臼に間隙を作り、粗碾粉を挽いて混ぜ込むことができます。 オプションの高速臼、低速臼と変速臼 15回転を標準機とする十割臼・玄そば臼は、制流機を使った製粉では、価格以外は他の製粉機と大きな差異は生じません。7.5回転臼は、築地そばアカデミーの井上学長のお勧めで選択肢に加えたもので、ゆっくりと挽くシットリした粉は、15回転では得られないものです。 また、高速回転の臼は、重石との相乗効果でシットリした粉を大量に挽けますから、食味の改善効果に加え、蕎友が提唱する輸入そばの共同製粉によるコストダウンもはかれます。 2種類以上の粉を挽く場合は、変速臼が便利です。これは、高速回転を活かした共同製粉により各店の要望に沿った挽き分けも可能になります。 説明の理解を深められるよう、「小さな大臼」で挽いた「製粉データ」のページもご覧下さい。 また、試し挽きもできる「ショールーム」で手にとってお確かめ下さい。 |
